現在、昌徳宮には仁政殿をはじめ41棟の殿閣と後苑が残っている。殿閣の位置をみると、景福宮は直線的で男性的であるが、 昌徳宮は曲線的で女性的な構造で建てられている。これは、昌徳宮の敷地が屈曲が多い地形のため、殿閣を碁盤のように整列させることが難しかったためである。むしろ自由奔放な昌徳宮の殿閣と後苑の配置から、祖先の自然に対する思いを垣間見ることができる。こうした自然と調和のとれた生態的な殿閣の配置は、密やかで緊張した雰囲気をも演出している。

現在残っている殿閣は、位置によって大きく3区域に分けて考えることができる。つまり、仁政殿を中心にした外殿、熙政堂と大造殿を中心とした区域、そして後苑区域に分かれる。しかし、初期建設当時の図面である東闕図と比べると大きな違いがある。




徳宮には広く美しい後苑がある。ここは自然の森と地形のメリットを最大限活かしながらも、東屋・池・垣根・橋などを配置して一層美しい。1979年に復元・整備された昌徳宮は後苑を含め全部で15万200坪で、王宮の壮大さを感じさせる。昌徳宮では個別の自由観覧はできない。決められた時間に入場し、ガイドの案内に従って説明を聞きながら、約1時間20分かけて観覧することになり、韓国語・日本語・英語による案内時間がそれぞれ決まっている。
 

 

 

 
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